忍者ブログ
[11] [10] [9] [8] [7] [6] [5] [4] [3] [2] [1]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

光学ガラス大手のHOYAは23日に開いた取締役会で、精密機器大手ペンタックスの賛同を条件に6月以降、TOB(株式の公開買い付け)を実施することを決議した。

 ペンタックスはTOBへの態度を明確にしていないが、HOYAは交渉を継続し、友好的なTOBに持ち込むことを目指す。ペンタックスが、HOYAの説得に応じるか、昨年12月21日に合意した合併基本契約の期限が切れる5月末を待ってほかの選択肢を模索するか、動向が注目される。

 HOYAは取締役会で、合併の断念も決めた。同時に「両社にとってお互いが最善のパートナーである」という認識を確認した。

 HOYAの鈴木洋最高経営責任者(CEO)は23日の決算説明会で、「真摯(しんし)に統合を目指して交渉していく」と述べ、ペンタックスとねばり強く交渉する姿勢を示した。

 HOYAが友好的TOBを前面に押し出したのは、敵対的なTOBは、成功しても社内融和に時間がかかり、十分な統合効果が得られないと判断したからとみられる。

 HOYAの決議に対し、ペンタックスは「TOBを含め、広い意味での経営統合を引き続き協議していくという姿勢は変わらない」(IR・広報グループ)としている。一方で筆頭株主の投信・投資顧問会社スパークス・グループに対しては、合併やTOBに代わる対案の検討を伝えており、「TOBが株主にとって最善の策かどうか、企業価値向上策についても検討を進めている」という。

 昨年12月の基本契約には、第三者との提携協議を禁じた条項が盛り込まれていることから、ペンタックスは契約が切れる5月末までは、HOYAとの交渉に絞らざるを得ない状況だ。

 一方、ペンタックスは23日、5月中旬に役員報酬のカットや組織改革を柱とする改革案をまとめ、HOYAの統合提案の対案とする方針を明らかにした。HOYAが5月末まで他社との提携協議を認めないため、単独での生き残りを前提としており、協議の打開につながるかどうか不透明だ。

2007年4月24日  読売新聞)

アメリカンエキスプレス
PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索